高速液体クロマトグラフ／タンデム質量分析計および専用解析ソフトウェア講習会を開催します（終了しました）

静岡共同利用機器センター 分子構造解析部（静岡キャンパス）では，設置されている機器の有効活用を目的として，機器利用に関する講習会を開催しています。今回は高速液体クロマトグラフ／タンデム質量分析計（LC/MS/MS; サーモフィッシャーサイエンティフィック社製 LTQ Orbitrap Discovery）および専用解析ソフトウェア（Compound Discoverer）の講習会についてお知らせします。

本質量分析計は前段の高速液体クロマトグラフにより多成分の化合物の分離を行い，後続のタンデム型質量分析計（リニアイオントララップ‐オービトラップ型質量分析計）により化合物の分子量を多段階で測定することができる装置です。

また，解析ソフトウェアはサーモフィッシャーサイエンティフィック社質量分析計のデータに対応しており，研究室からオンラインで使用することができます。従来の基本的な解析レポートの作成に加えて，各種スペクトルライブラリやデータベースの検索による検出ピークの化合物推定および一覧表作成，サンプルセット間の差異解析，各種代謝データベースを利用したマッピング，パスウェイ解析などが可能で，解析の自動化により研究の大幅な効率化を実現します。既存の質量分析データを用いて解析ソフトウェアのみ使用することも可能です（サーモフィッシャーサイエンティフィック社製の装置で得られたデータのみ対応）。

参加をご希望の方は，下記のフォームよりお申込みください（要 Office365ログイン）。
https://forms.office.com/r/0eQU6t4Na2

＜日程および場所＞
2023年4月21日（金曜日）
10:30 – 11:45　測定理論と応用（静岡キャンパス理学部B棟201, Teams）
13:00 – 16:00　機器の使用方法（静岡キャンパス理学部総合研究棟106）

＜講師＞
竹本裕之（静岡大学静岡共同利用機器センター 分子構造解析部 ／静岡大学技術部）

＜お申し込み締め切り＞
2023年4月14日（金曜日）17:00

＜お問い合わせ先＞
分子構造解析部